漢方薬での治療について


当院では漢方薬での治療に積極的に取り組んでおります。

漢方薬は妊婦さんや授乳中の方にも安全に使用できるものを採用しております。

西洋薬が苦手な方にもお勧めしております。
東洋医学の漢方薬を使用することにより体質改善をはかり病気の症状の改善を目指します。また、西洋薬では治らない病気も患者様の体質に合った漢方薬を内服していただくことにより症状が軽減する場合がございます。
漢方薬での治療をご希望の患者様は医師やスタッフにお気軽にお伝えください。

問診票に「漢方薬での治療」と記載していただくとご案内がスムーズとなります。

当院での漢方治療はすべて保険適応です。

かぜ


のどのかぜ、鼻のかぜなど症状に応じて患者様に適した漢方薬を処方いたします。

西洋薬との併用も可能です。かぜの初期症状に特に有効です。葛根湯は院長も良く内服しております。

処方例 葛根湯(かっこんとう) 麻黄湯(まおうとう) 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)など

 

扁桃炎(へんとうえん)


のどの奥にある扁桃が腫れてしまい痛みや熱が出る病気です。

のどからかぜを引きやすい場合は扁桃炎の可能性があります。

扁桃炎の初期症状に対し特に有効です。早めの受診をお勧めしております。

処方例 桔梗石膏(ききょうせっこう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)など

 

中耳炎


とくにお子様の中耳炎に対しては体質改善することで症状がよくなることが醫學的に立証されております。中耳炎を頻繁に繰り返す方には漢方薬を併用することをお勧めしております。

処方例 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)


長引く咳(せき)


かぜを引いた後に咳だけがずっと残ってしまうことがあります。

ちょっとした刺激で咳こんでしまうため会話をしたり歌ったりするのがつらくなります。

乾いた咳や痰が絡んだ咳など咳の性質に合わせて漢方薬を使い分けます。

処方例 麦門冬湯(ばくもんどうとう)、清肺湯(せいはいとう)など

 

耳鳴り


耳鳴りにはいろいろな性質のものがあります。

キーンと高い音が続くものや心臓の拍動のような音が続くもの、イライラするようものなどです。

耳鳴りに対する漢方薬は数種類ありますので体質や症状に合わせて処方します。

過去の経験上2か月以上継続していただくとかなり効果が出る方が多いです。

処方例 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、釣藤散(ちょうとうさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、大柴胡湯(だいさいことう)、五苓散(ごれいさん)など

 

耳管開放症


体重減少などに伴い耳と鼻をつなぐ耳管という管が大きく解放されることにより自分の声が耳に反響するような不快な症状が出現します。

症状改善には漢方薬が最も有効です。

処方例 加味帰脾湯(かみきひとう)など

 

めまい、メニエール病


めまいに対する漢方薬は数種類あります。

漢方薬の種類によっては長期間内服すると副作用がでるものもありますので患者様の状態に合わせて最も適したものを処方いたします。

内耳のむくみをとることでめまい症状や耳鳴り、難聴、耳閉感を改善することができます。特ににメニエール病に対して効果がみられます。

処方例 五苓散(ごれいさん)、柴苓湯(さいれいとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など

  

 

アレルギー性鼻炎、花粉症


アレルギー性鼻炎、花粉症に対する漢方薬は即効性があります。

西洋薬で眠くなる方には特におすすめです。

またお子様の症状改善にとても有効です。味が苦手でなければ挑戦してみましょう。

漢方薬のメリットは大きく三つ挙げられます。

①即効性があること(15分もすれば効いてきます)

②眠気や倦怠感がなく、かえって覚醒すること

③年々発作が減り体質改善につながる可能性があること

処方例 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)など

 

 

がん


がんは全身のあらゆる部位に発生する可能性がありますが免疫状態をコントロールすることで症状の進行を遅らせたり再発を予防する可能性が指摘されています。

漢方薬で全身の免疫状態を改善することで治療を手助けします。


処方例 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)  補中益気湯(ほちゅうえっきとう)



副鼻腔炎、蓄膿(ちくのう)


ほほやおでこに副鼻腔という空洞があります。

この空洞に膿やばい菌がたまることにより歯の痛みやほほの痛みが起こります。

鼻の洗浄、ネブライザーと合わせて内服するとより効果的です。

処方例 葛根湯加きゅう川辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)など

 

のどの違和感、つかえ


とくにのどの病気や炎症がないのにのどの違和感が持続することがあります。

そのような症状を「咽喉頭異常感症」「梅核感」などと呼びます。

精神的にストレスを抱えていたり神経が過敏になっている方に起こりやすい症状です。

長期間症状に悩んでいるかたでも漢方薬を内服することで症状がすっかり良くなることがあります。

処方例 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 柴朴湯(さいぼくとう) 麦門冬湯(ばくもんどうとう)加味逍遥散(かみしょうようさん)など

 

 

体力低下、虚弱体質


体力の低下に伴う慢性疲労、イマイチ元気が出ない、病気のあとの体力回復などに適した漢方薬があります。

胃腸の調子を整え体力を回復する漢方薬です。

胃腸の調子は全身に影響を及ぼします。

男性の場合は精力低下にも効果があるとされています。


処方例 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)など

肥満体質、いびき、睡眠時無呼吸


肥満の原因の一つが根本的な「肥満体質」の改善が出来ていないことであり、漢方は体質改善を得意分野としています。漢方によって痩せやすくリバウンドしにくい体質を作ります。体全体のバランスを崩している原因を知り太りにくい体質になることが漢方ダイエットの基本です。便秘を伴い改善されないときは体内の毒素を外へ排出しやすくさせる漢方薬が効果的です。

ただし漢方薬を飲んでいるだけでは体重は減りません。内服と合わせて運動をしていただくことで効果が出てきますのでご注意下さい。

肥満はいびき、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなりますので対象の方には処方する場合があります。

処方例 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)など

 

片頭痛


片頭痛に対しては西洋薬に併用して漢方薬を処方いたします。

むくみをとることで頭痛の症状を緩和します。

 

処方例 五苓散(ごれいさん)

 

アトピー性皮膚炎


とくにお子様のアトピー性皮膚炎に対して漢方薬は有効です。

体質を改善して肌の調子を整えます。

処方例 小建中湯(しょうけんちゅうとう) 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)など

 

 

舌痛症、口が痛い、舌が痛い


舌や口の中が痛い場合はまず口のなかの細菌の検査を行います。

最近がみられる場合は抗生物質などを処方します。

また体内の金属が不足することで症状が生じることもあるため血液検査を行う場合もあります。

舌や口の中が特に原因がなく痛みが生じることがありその際には漢方薬での治療をお勧めしております。長期間内服することで蓄積効果で症状が改善されます。

漢方を内服し続けることで気づいたらいつの間にか痛みがなくなっていたということが多いです。


処方例 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)など

 

 

にきび


西洋薬が体質に合わない方などには漢方薬での治療をお勧めしております。

体質改善をはかり美肌効果を伴いながらニキビを改善いたします。


処方例 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう) 桂枝茯苓丸加よく苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)など