お子様の耳・鼻・のどの病気の診察について


当院ではお子様の診察を行っております。

お子様は大人に比べて骨格などが未完成で、みみ・はなにばい菌が入りやすくなっています。

また、ばい菌などに対する抵抗力が弱く重症になりやすいことが特徴的です。

中耳炎や副鼻腔炎(ちくのう)になりやすいですがしっかりと治療すると大人よりも早く良くなることが多いのが特徴的です。

小さいお子様は自分から症状を説明することが難しいため病気の発見が遅れることがあります。

保護者の方が「ちょっとおかしいかな」と思った場合は受診することをお勧めいたします。

病気のサインとしては以下のようなものがあります。

・不機嫌になる

・耳をよく触る

・夜中何度も起きる

・食欲がない

・おっぱいを上手に飲めない

・咳、たんが出る

・呼吸の音が普段と違う

 

保護者の方の観察がとても重要となりますので自宅での様子を診察の際にお伝えいただくと病状がわかりやすくなります。

 


飲み薬について


お子様の病状に最も適したお薬を処方するようにしておりますがお薬の味が苦手で飲めないことも少なくありません。

どんなに良い薬でも味があわなくてお子様が飲めなければ意味がありませんのでお子様の味覚に合う薬の中から最も適したお薬を処方するようにいたします。

もしお出ししたお薬で苦手な味のものがあれば遠慮なく診察の際にお知らせください。

お薬も今はだいぶ進歩しておりいろいろな形や味のものがあります。

形ではシロップ、水にすぐ溶けるもの、口の中で溶けるもの、粉、錠剤、カプセルがあります。

味ではイチゴ味、ラムネ味、バナナ味など様々あります


耳の診察について


お子様の耳の診察を行う場合お子様が動いていしまうと耳を傷つけてしまう危険性があります。保護者の方と当院のスタッフで協力してお子様をおさえていただく場合がございますのでご了承ください。

鼓膜の奥の方まで観察や処置を行う場合はベッドで横になりながら顕微鏡で観察します。

その際に下の写真のようなネットを使用して「みのむし君」になってもらいます。

このネットを使用することでお子様の診察をより安全に行うことが可能となります。


耳垢(みみあか)


お子様は大人に比べて耳の穴が狭いため少しの耳垢でもつまりやすくなっています。綿棒などで耳垢を取ろうとするとかえって奥の方まで耳垢が押し込まれてしまうことがありますのでご自宅では無理にとらないようにおすすめしております。ご心配であれば受診してご相談ください。適切な器具、方法で安全に耳垢を除去いたします。

湿った耳垢の体質の方の場合は詰まりやすい傾向にあり注意が必要です。

耳垢がつまりやすい場合は3か月に1回程度の受診をお勧めしております。

中耳炎


耳と鼻をつないでいる耳管をとおして鼻のばい菌が耳に入ることで中耳炎がおこります。

処置と薬の内服が必要ですが鼻が良くならないといつまでも中耳炎は改善しません。

意外かもしれませんが中耳炎の場合は鼻の治療が特に重要となります。

中耳炎を放置すると、慢性中耳炎など、より重い病気になることもありますので、医師の指示を守り、確実に治療しましょう。

中耳炎の場合は1週間程度鼻の吸引処置のために通院することをお勧めしております。

滲出性中耳炎(水がたまる中耳炎)


鼓膜の奥に液体がたまる中耳炎です。液体がたまると、鼓膜やその周辺の骨の動きが悪くなり、外からの音が鼓膜から伝わりにくくなり、そのために、聞こえが悪くなります。

鼻の炎症を抑える薬を処方します。耳の中の水分が耳に流れ出るように促す去痰薬も併用します。経過が長引く場合にはマクロライド系という、抗生剤を少量にして長期間服用することもあります。

治りが悪い場合は、鼓膜に穴を開け、液体を出したり、鼓膜にチューブを通して、液体を出す場合があります。また、耳管という耳と鼻をつないでいる管に空気を通す治療を行う場合もあります。
通院頻度を守り、しっかりと治療しましょう。また、医師からの許可が出るまではプールは中止してください。



鼻の診察について


鼻の診察は診察椅子に座って行います。

図のようにお母さんに抱っこしてもらい足と手を抑えていただきます。当院のスタッフが頭を動かないようにしながら診察することがございます。

鼻水を吸引する際には図のような器具を使用いたします。


先端が丸くなっているため安全に吸引することができます。鼻の入り口に押し当てながら吸引します。鼻水の色を確認しながら吸引することができます。

先端が柔らかいシリコンでできておりますので安全に鼻の奥まで吸引することができます。


花粉症


最近お子様のアレルギー性鼻炎や花粉症がが増えてきています。

お子様向けの薬は口の中で溶けるタイプやドライシロップ、シロップなどがあります。

好みに合わせて処方することできますので医師にご相談ください。


鼻水がでる


鼻水が出る場合はいろいろな原因がありますが大きく分けて以下の2種類の鼻水があります。

・透明な鼻水

・黄色い鼻水

 

黄色い鼻水はばい菌が多く含まれている鼻水です。

透明な鼻水はかぜ、もしくはアレルギーが悪さしている鼻水です。

かぜを引いた後などに鼻水だけが続く症状がみられる場合はアレルギーの可能性がありますので注意が必要です。

鼻水を綿棒でこすって検査することでアレルギーが原因かかぜなどのばい菌が原因かがわかります。

 

副鼻腔炎(ちくのう)


顔にある副鼻腔という空洞にばい菌が入りこんでしまい汚い鼻水が出続ける病気です。副鼻腔炎が中耳炎を引き起こしたり歯の痛みを引きおこしたりします。

汚い鼻水を吸引して取り除くことが必要となります。

ばい菌を抑える薬と鼻水を出しやすくするお薬を処方いたします。



インフルエンザ


発熱、鼻水、のどの痛み、筋肉痛などの症状がでます。

鼻水をとって検査することにより8分程度で検査結果が出ます。 

特効薬がありますので年齢に合わせて処方いたします。

飲み薬 タミフル

吸入薬 リレンザ イナビル

点滴 ラピアクタ

があります。

タミフルという飲み薬が10歳代のお子様に限り処方に制限があるため吸入のタイプのお薬を処方いたします。